2024/10/22 10:06
新緑から深緑、そして紅葉へと今年も駆け抜けるように季節が移ろって行き、気づけばもう10月も下旬となりました。
私の居住地域では毎年大体10月の下旬にて“有害鳥獣駆除期間”は終了します。
畑も8割がた冬支度を終えて、残す収穫は甜菜糖の原料となるビートのみというところでしょうか。
私が北海道に移住してもうすぐ9年。
有害駆除で捕獲したエゾシカの活用を探るという任務を授かり当町に嘱託職員として着任しました。
任期を終えてからもそれを生業としつつ、数多くのお客様に支えていただいております。
なによりいただいた鹿の命を無駄にしたくないという思いで、肉は美味しくいただき、皮を鞣しております。
10月の下旬からは有害駆除が終わり”狩猟期”に入ります。
変わらず鹿は獲れるのですが、この期間は毎日パトロールするわけでもなく、
山が恋しくなったら山に入り、鉄砲は担いでいきますが鹿が獲れなくてもそれは大事な自然との対話の時間であり、
私自身の経験の蓄積でもあります。
当店をご愛顧いただいているお客様にも毎年ご不便をおかけいたしますが、
このような通年のサイクルで活動しておりますので、またお肉の出荷ができるようになるのは
来年の有害駆除期間開始(4月)からとなります。
ご理解をいただけますと幸甚でございます。
本年も誠にありがとうございました。